セルラーキャリーホン CP-201
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「携帯電話30年」の歴史年表(So-net「mvno lab」より)
「携帯電話30年」の歴史年表(So-net「mvno lab」より)

 今年2015年は、終戦から70周年の節目。政界での「戦後70周年談話」に関する議論を報道などで目にする機会も増えた。ほかにも、「NHKラジオ放送開始90周年」「芥川賞・直木賞80周年」などの節目でもあるが、一方で、誰にでも馴染み深い「あのデバイス」の一般利用開始から30周年を迎えたことをご存知だろうか?

 そのデバイスとは、携帯電話。ドコモに分業化する前のNTTが、携帯電話のレンタルを始めたのは、1985年。それから30年で携帯電話契約数は1億4700万台あまりにまで増えた。(電気通信事業者協会発表)実に、日本人1人につき1台以上を保有している計算となる。

 そんな携帯電話・スマートフォン(スマホ)の歴史を振り返る年表が、So-netのサイト内に設けられたコーナー「mvno lab」で公開されている。「年表で読み解く携帯電話の30年 いまケータイはどこまで進んでいる?」と題され、前述した1985年のレンタル開始から「着メロブーム到来」「『LINE』リリース」など現在までの動きが記されたものだ。So-net自体もMVNO(仮想移動体通信事業者。ドコモなどの大手キャリアから回線を借用し、モバイル事業を展開する企業)として携帯電話市場に参入しているが、「『NTTドコモ』誕生(1992年)」「ソフトバンクが日本でiPhone端末を販売(2008年)」など、他社の足跡にまで踏み込んだ内容となっている。

 その中から一例を挙げてみると、初期の携帯電話としてレンタルされていた「ショルダーフォン」は、多くの人から関心が寄せられそうな“歴史”といえるだろう。50代以上の人なら、「会社の偉い人が使っていた」「自分も使ったことがあるが、外出しても電話できるのは驚きだった」などと、感慨にふけるはず。一方、若い世代からすると「“携帯”なのに、重さは3kgもあるの?」といった驚きの感想が聞こえてきそうだ。

 また、携帯電話普及前に全盛期を迎えていたポケベルの写真には、「オリックス宮古島キャンプ最終日で、イチローが“豪速球”を披露」とのニュース記事が。携帯電話、スマホをはじめとした通信機器は、それ自体が進化してきたと同時に、各々の時代を写しとってきたデバイスであることがわかる。

 携帯電話の30年を年表で振り返りながら「あのとき、自分は何をしていたか」を思い出す、という楽しみ方もできそうだ。

【関連リンク】
年表で読み解く携帯電話の30年 いまケータイはどこまで進んでいる?
http://lte.so-net.ne.jp/articles/201505_05/

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