「第70回日本伝統工芸展」を観覧する秋篠宮家の次女佳子さま=9月13日、東京都中央区

 室瀬さんによれば、佳子さまも日本の伝統美術へ強い関心を持ち、毎回熱心に質問を重ねるのだという。

 伝統工芸がお好きな愛子さまと佳子さま。会場では、おふたりとも生き生きとした表情を見せ、話も尽きない様子。佳子さまが愛子さまに作品を説明する場面もあったようだ。

「平生、愛子さまと佳子さまは、仲がよろしいのでしょうね。会場内を移動なさる間もおふたりご一緒に、ニコニコとお話をされていました。ご一家と佳子さまを取り巻く空気は、和やかでとてもよいものでした」

 若い愛子さまや佳子さまが伝統工芸に関心を持つ姿がニュースで流れたことで、翌日から展示会には若い世代の来場者が増えたという。
 

「愛子ちゃんのよ」と紀子さま

 あまり知る機会がないが、皇室内で呼び合う表現からは、相手への愛情がにじむ。

 陛下による「佳子ちゃん」という呼び名は、平成の時代からだ。

 2013年、陛下の53歳の誕生日会見では、秋篠宮家との交流について、こう話している。

「愛子は、そうした機会などに、佳子ちゃんや悠仁ちゃんとご一緒し、楽しくお話をしているようです」

 ちなみに陛下自身は、ご家族をどう呼んでいるのか。天皇ご一家と親しい人物は、こう話す。

「プライベートな空間でも、会見で名前を出されるときと同じです。『雅子』『愛子』とお呼びです」
 

 こんなエピソードもある。東宮時代の天皇ご一家は、お住まいのある赤坂御用地内のテニスコートでよくテニスを楽しんでいた。

 ご一家と交流のある人物は、こう話す。

「そこに、お散歩なのか秋篠宮さまが姿を見せることもありました。すると、皇太子さま(当時)と秋篠宮さまは、コートのフェンスのそばに立ち、仲良く談笑なさる。そんな光景は珍しくなく、仲の良いご兄弟でいらっしゃると感じたものです」
 

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あわてた紀子さまが「愛子ちゃんのよ!」