副業詐欺を巡っては、消費者庁も繰り返し注意喚起をしている。少しでも不安に思ったら、弁護士や消費生活センターに電話をすること。騙された場合、お金は弁護士を通じある程度取り戻せる可能性がある。
だが、佐久間弁護士は「一番大切なのは詐欺にかからないこと」と注意を呼びかける。
「怪しい副業を見破るポイントは、(1)数十万円近い多額の初期費用を求められる、(2)『誰でも』『簡単に』『在宅で』といった稼ぐ方法が簡単すぎる、(3)業者の名前+詐欺で検索する──この3点です。副業詐欺を行う業者は、マルチ商法と同じで、外部との接触を遮断しようとしてきます。『簡単な副業』は絶対にありません。そのことを肝に銘じておいてください」
(編集部・野村昌二)
※AERA 2023年10月2日号