James M. Vardaman、チャールズ・M・シュルツ著/三川基好翻案『毎日のスヌーピー 現場で使える英会話力をつける』
James M. Vardaman、チャールズ・M・シュルツ著/三川基好翻案『毎日のスヌーピー 現場で使える英会話力をつける』
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ANOTHER ADVANCE?
I don’t know what I’m going to do with you ...
All right, here you are, but I want you to know I just figure out something ...
You are now five years ahead of yourself on dinners!
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 お腹いっぱいになって満足気なスヌーピーは、小屋のうえで寝っ転がりながら、こうひとりごちるのです。

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So what’s wrong with a little deficit eating?
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 それでは、本書の二本柱のうちのひとつ「セットフレーズの知識」について詳しく解説いたします。

 セットフレーズにはいくつかの種類があります。

・決まった順序があるセットフレーズ

 例えば、日本語ではモノクロ写真のことを「白黒」と表現します。しかし、英語の場合は順序が逆で、“black and white” と表現し、決して “white and black” とはなりません。これらの表現は、ひとつひとつ覚えていくしか学ぶ術はありません。

“fish and chips”( フィッシュアンドチップス)は、“chips and fish”にはなりえず、“bride and groom”( 日本語では「新郎新婦」)は、“groom and bride” と表現されることはあり得ないのだ、と。

・文章を成すセットフレーズ

 先ほど述べた“If at first you don’t succeed, try and try again.” もそうです。日本語でも「失敗は成功のもと」とよく言いますが、失敗を励ます場面で「成功のもとだね」と言えば、みなまで言わなくてもその意味はたいてい通じますよね。

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