新NISAはいつからどのように申し込めるのか? 日付の告知がどこにもない。そこで、人気のSBI証券と楽天証券を中心に「開始日」を取材した。アエラ増刊「AERA Money 2023秋冬号」より。
【表】新NISA開始後の「つみたて設定」が最速いつか分かる表はこちら
新NISAの金融機関は、主要ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券)がおすすめだ。
主要ネット証券の新NISAはいつからどのようにはじまるのだろうか。
まず、今までNISAを利用していた人は同じ金融機関で自動的に新NISA口座が開かれる。手続きも不要だ。
NISAを利用していない人が新NISAをはじめたい場合は?
「つみたてNISAか一般NISAの口座を開いていただくことで、10月2日に新NISAの口座も自動開設されます」(楽天証券)
自動で開設されているが、「裏では開かれている」というイメージである(見た目は何も変わらないので)。
「現行NISAの申し込み最終日は12月21日。12月22日から新NISAのみの申し込みに切り替わります。
現行NISAは使わず新NISAからはじめたいなら、新NISAのつみたて設定などだけをしておけばOKです」(楽天証券)
新NISAからはじめたい人は無理につみたてNISAなどを利用しなくてもいいということ。
SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券も日付は微妙に異なるものの、同じ回答だった。ここでいったんまとめる。
●すでにNISAを利用していて、金融機関を変えないなら手続き不要で新NISA口座が開かれる
●これまでNISAを利用したことがない人が口座を開設する際、12月上旬〜中旬はつみたてNISAか一般NISAが入り口に。どちらかのNISA口座を開けば自動的に新NISA口座も開かれる
●「新NISA(だけ)の申し込みはこちら」となるのは、現行NISAの口座開設ができなくなったあと(12月中旬〜下旬)。現行NISA口座を開いても、2023年からの投資が必須ではない
面倒なのは、現行のNISA口座を開設済みで、新NISAは別の金融機関ではじめたい人。新NISAのための金融機関変更手続きは10月から受け付け開始である。