「ニコニコ超会議2015」の2日目、4月26日15時から超言論エリアで行われたシンポジウム「電王戦から考える、コンピュータと人類の未来」でも、前述の指し手の話から電王戦のルール問題に及んだ。

 出演者である、森内俊之9段(将棋棋士)、平岡拓也氏(将棋ソフト「Apery」開発者)、瀬名秀明氏(SF作家)、山川宏氏(ドワンゴ・人工知能研究所所長)、川上量生氏(KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長)はそれぞれの立場から、ルール問題について意見を交わした。

 瀨名氏が「いまは人とコンピューターの立ち位置が変わってきている。かつては、コンピューターは人とは異なる知能だと考えられていたが、今の電王戦はプロVS開発者になっている」と発言した。これに対して、プロ棋士である森内氏も「電王戦が始まったときには、コンピューターが何をしてくるのかまったく予想ができなかった。しかし、いまはある程度読める」と同調した。

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