Z世代、α世代にとって日焼け止めは当たり前の「ケア」
「若年層ほど美白の意識が男女ともに高いです」と話すのは男性美容研究家の藤村岳さん。
「とあるネットの意識調査でもそれは顕著で、いまは、『日焼けしたくない』は男性、女性を問わず、どの年代でも7割を超えたことも。『若いころは日焼けで済んだものが、年を取るとシミになる』というのは、いまや常識と言えるほどみなさん知っていますよね。若ければ若いほどその危険性をよく知っていて、将来への投資として、日焼けはしないという知識が根付いているんです。また、無防備に紫外線にさらされると疲労が蓄積したり、免疫が低下したりとパフォーマンスも下がると言われています」
また、藤村岳さんは、慶応ナインたちの世代は子どものころから日焼け止めを塗ることが習慣化されていると話す。
「いまは赤ちゃんのころから外出するときは日焼け止めを塗りますよね。公園に行く前に保護者が日焼け止めを塗ってあげるのは当たり前で、塗ってあげないとほったらかしともとられかねないくらいです。今回、美白王子で話題となった慶応高校以外の高校の保護者の皆さんの中にも、子どもには日焼けをさせたくないと思っている方は多いはずです。Z世代の次の世代、α世代の子たちの親世代も幼いころから何らかの紫外線対策をしてきた世代です。だから、日焼けをしてしまう=ケア不足なのです」