メイン画像
この記事の写真をすべて見る

きょう20日(日)は、きのう19日(土)以上にハイペースで気温が上昇中。近畿・東海・北陸を中心に、午前中から最高気温35℃以上の猛暑日続出。大阪は38℃、名古屋37℃、東京都心36℃予想と、お盆過ぎても体温超えの危険な暑さが続きます。熱中症に厳重な警戒が必要です。

午前から猛暑日続出

画像A

今年の夏は、お盆を過ぎても体温超えの危険な暑さに厳重な警戒が必要です。

きょう20日(日)は、きのう19日(土)以上にハイペースで気温が上昇中です。すでに午前中から、近畿や北陸を中心に、最高気温35℃以上の猛暑日となっています。

午前11時20分までの最高気温は、大阪市枚方市で37.1℃、京都府京都市や京田辺市で36.0℃、新潟県新潟市秋葉区(新津)で35.8℃、などとなっています。

午後は更に上がり、最高気温は、大阪・京都・大津・岐阜で38℃と、命に関わる危険な暑さが予想されている他、名古屋・広島・岡山・谷・前橋などで37℃、東京都心も36℃まで上がる見込みです。

きのう19日(土)までに、年間の猛暑日最多記録更新中の地点は、
・東京都心:20日
・金沢市:12日
・仙台市:6日
・青森市:7日などとなっています。
きょう20日(日)は更に、猛暑日最多記録を更新する所がありそうです。

また、きょう20日(日)猛暑日になれば、福井市でも年間の猛暑日最多記録を更新、富山市では年間の猛暑日最多記録タイとなる予想です。

今年は残暑も記録的な猛暑が続きます。こまめに「休息・冷却・水分補給」をとり、熱中症に厳重な警戒が必要です。

熱中症警戒アラート 37都府県に発表中

画像B

気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高いとして、きょう20日(日)は東京都など37都府県に「熱中症警戒アラート」を発表中です。

台風7号で大雨被害を受けた地域でも、猛烈な暑さが続く見込みです。復旧や片付け作業の際は、時間を決めてしっかりと休憩をとり、周囲の人を声をかけあうようにしましょう。

熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は

画像C

熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。

①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。
②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。
③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。
④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。
⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。

熱中症の応急処置

画像D

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。