俳優仲間の輪に入れない陰キャ

 一方で、要には「芸能人らしからぬところがある」というのは週刊誌の芸能担当記者だ。

「先日出演したバラエティー番組で、自らを“陰キャ”だと告白していました。ドラマなどの打ち上げでひとりぼっちになりがちで、作品ごとに俳優仲間でつくられることが多いグループLINEにすら入ることができないそうです。連日のように舞台稽古している共演者と休日に街中で会った際、無視してしまったこともあるとか。どこか芸能界になじめないところもあるのでしょう。また要さんは、デビューまでに相当苦労していて、警備員や工場作業などのアルバイトをしながらいろんな芸能事務所に飛び込み営業をし、門前払いされる日々を過ごしていたことも明かしています。要さんは3月末に長年在籍した所属事務所を退所したのですが、その際、海外進出の希望があったからだと説明されました。これから新たなチャレンジをしていくなかで、複数の収入源を持ってリスクヘッジしたかったのかもしれません」

 芸能評論家の三杉武氏は、要の今後についてこう述べる。

「俳優に限らず、昔から芸能人が将来のことを考えて、税金対策も兼ねて副業に手を出したり、他ジャンルの会社や事業に出資したりするケースは少なくない。今回の文春報道に関して言えば、合法であれば女性用風俗を経営すること自体は別に悪いことではないと思います。一方で、芸能人はイメージ商売なので、明るみに出たことで本業に影響を及ぼす可能性がないとは言えません。ただ、実際に経営していたのではなく、2年ほど前に出店を計画していたということですから、現状では本業においても大きな影響はないと思います」

 悪役を演じる“胆力”で、新たな役者人生を切り開いてほしい。

(高梨歩)

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