花は梅と同じく、枝から直接咲きます。
花と葉が同時に出るので、花が咲いているときに葉が出ていれが、たいていは「桃」です。
葉の形が長い楕円形なのが特徴で、「桃」の葉の形が一番わかりやすいかもしれません。
「桜」の花びらは先が割れていてハート型。長い花柄が特徴。
「桜」の花びらは先が割れていて、花びらの形がハート型です。
一番の特徴は花柄(かへい)が長いことです。写真を見ればおわかりいただけると思いますが、枝からサクランボの茎のようなものが出ていて、その先に花が咲いています(この花柄が後にサクランボの茎になります)。
花柄があるので、枝から直接花が咲いている梅や桃と違って、枝から少し離れた位置に花のかたまりがあります。枝と花の間に空間がある分、立体的で、枝からこぼれるように咲きます。
葉の出方は種類によって違います。ソメイヨシノは花が終わってから葉が出ますが、八重桜などは花と葉が同時に出るので、いわゆる葉桜です。
葉の形は、桜餅で見慣れていると思いますが、楕円形で、フチがギザギザです。
本州以南は「梅」→「桃」→「桜」の順に開花。でも、北海道では3種類が一斉に咲く !!
本州より南では、春になると、だいたいが、「梅」→「桃」→「桜」の順に花が咲きます。しかし、北海道ではこれらは一斉に咲きます。もし理科のテストで、これらの花の咲く順番を答えなさい、という問題が出たら、たぶん北海道の子どもたちは解答に迷ってしまうでしょう…、というのは大げさでしょうか。
今まで、何気なく見ていた梅と桃と桜ですが、区別がつくようになってから改めて見てみると、その違いがよくわかります。これから梅・桃・桜の開花を迎える地方の方は、これら3種類の花を見かけたら、見比べて楽しんでみてはいかがでしょうか。