茂木幹事長の記者会見。松川氏のツイッターについて質問が出ると、茂木幹事長は質問途中にもかかわらず、

「不適切と申し上げました」

 とイライラ感を募らせた。

 さらに贈収賄疑惑まで

 一方、支持率低下と解散時期について話題となる岸田首相だが、前出の自民党閣僚経験者がこう語る。

「松川氏のフランス投稿に加えて、木原誠二官房副長官のスキャンダル、秋本正利氏の贈収賄疑惑まで抱え込むことになった岸田首相。今、世論調査を見れば女性の支持が落ち込んでいるが、これらのスキャンダルで男性からの支持も激減するんじゃないのか。当面、解散は打てないよ。1年後には自民党総裁選だから、その前となれば追い込まれ解散のような空気になる」

 直近ではTBS系列の世論調査で、内閣支持率は37.1%と先月から3.6ポイント下落した。今回の自民党女性局のフランス研修をめぐる行動についても76%が「不適切」と答えている。

 岸田首相は、松川氏の件について周囲に、

「夏休み気分で、これはないだろう」

 とおかんむりだという。

 岸田首相にとっては次から次へと頭の痛い問題が噴出するなか、解散を決断する時はくるのだろうか。

(AERA dot.編集部 今西憲之)