しかし、今回は潮目が変わったようだ。会見が行われた27日夜、福原さんは自身の公式ウェイボに声明を発表し、江氏の行為が家庭内暴力に当たると指摘。しかし、中国のネットユーザーからは「(福原は)江に台湾の裁判所の命令を遵守するように求めているのに、自分が日本の裁判所の命令を無視するような行為をしていては江を非難する資格はないのでは?」「日本人の母親と台湾人の父親の争いなのに、なぜ中国向けのSNSで声明を発表しているのか」「そもそも婚姻中に他の男性とデートしている時に、子どものことは思い浮かばなかったの?」など、これまでには見られなかった厳しいコメントが多く寄せられているのだ。
中国人男性ファンも激減!?
今回の騒動は中国政府系メディア「環球時報」や、共産党系メディア「北京青年報」なども報じており、注目の高さがうかがえる。複数の中国メディアは、それぞれ「江宏傑が涙の訴え、裁判では福原愛の負け、さらに履行を拒否」(極目新聞)、「江宏傑の弁護士が警告、福原愛が子供の引き渡しに応じない場合、未成年者誘拐罪での告訴も検討」(環球時報)などの見出しで、福原さんの“情勢不利”を強調して伝えている。
「中国SNSを見ていると、江の会見前までは福原養護が7割といった感じでしたが、会見後は非難派が7割と逆転した印象です。さすがに今回は中国人も愛想を尽かしたようで、今後の彼女の中国でのビジネスも黄信号がともった。福原は5月に中国コスメブランド・ITOの広告塔になり、中国美容博覧会にもアンバサダーとして登場し、ファンとの写真撮影に応じたり、クレンジングタオルなどの商品について熱心に紹介したりしています。また5~6月に政府系の日中文化交流イベントや中国の自治体主催の健康イベントなどに出演しています。このまま福原への風当たりが強くなれば、企業CMや政府系イベントの仕事は難しくなるのではないでしょうか」(広瀬氏)
中国では近年、法律違反や反道徳的な問題行動を起こした芸能人対して、起用を禁止する通達を出しており、実際にこれまで薬物事件や買春行為、不倫などが報じられた数々の芸能人が封殺対象となった。福原さんの行為はこれらとは異なるものの、場合によっては、中国でのタレント生命が絶たれる可能性もある。