松田元太(まつだ・げんた)/1999年生まれ。2017年、Travis Japanに加入。22年10月、Travis Japanとして全世界メジャーデビュー(撮影/植田真紗美)
松田元太(まつだ・げんた)/1999年生まれ。2017年、Travis Japanに加入。22年10月、Travis Japanとして全世界メジャーデビュー(撮影/植田真紗美)
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 Travis Japanの松田元太が「結婚予定日」で連ドラ初主演を果たす。スーツ姿のサラリーマン役も、「オフィスラブ」も初体験だ。AERA 2023年7月31日号から。

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――「結婚予定日」は、人気少女漫画をドラマ化したピュアなラブストーリーだ。恋に不器用なアラサー女子と年下のイケメン後輩を、大原櫻子と松田元太がW主演で届ける。

松田元太(以下、松田):「連ドラ初主演」に関しては、もう、素直にうれしいです。しかも、このドラマの企画書をいただいたのが、自分の誕生日だったんです。マネージャーから「お誕生日おめでとう」という感じで渡されて、オシャレなお仕事のいただき方をしました。

 お芝居は、僕が大切にしたいお仕事。これを機に、役者として成長して、自分なりに進んでいけたらいいなと思っています。

■自分と違うからこそ

――松田が演じるのは、30歳までに結婚して子どもを産みたいという人生計画を持ちながら、29歳直前で彼氏に振られた会社の先輩、河合佳子(よしこ)(大原)に、「1年でお相手が出来なければ私と結婚しましょう」と急な提案をするミステリアスな後輩、結城真臣(まさおみ)だ。クールで「AIのよう」と評される人物で、バラエティー番組などで天然発言を連発して笑いを起こす松田本人とはかけ離れたキャラクターだ。

松田:自分と違うからこそ、真臣のよさに気づくことがたくさんあります。僕はあまり考えず、感情のままに日本語を喋(しゃべ)ってしまうんですが、真臣は俯瞰して状況を見て整理しながら喋るので、脳みその使い方も違う。真臣になって喋る時は、ちゃんとそういう脳みそでいるように意識したりして、新しい体験ができるから楽しいんです。

 原作や台本を読んで、真臣はきっとこういう声色で、こういう話し方をするんじゃないかなと想像して、一人で部屋でやってみたりして現場に行ったんですけど、演出の深川(栄洋)監督がイメージしていた真臣像とはギャップがたくさんありました。たとえば、自分は超クールで、ロボットのような人物像を想像していたんですけど、監督はもっと人間味というか、応援したくなるようなかわいらしさがある真臣をイメージしていた。でも、「あ、そういう読み取り方もあるんだ」と知ることができるのが、また面白いんです。

 とにかく監督の色に染まりたい。監督がくださるアドバイスと照らし合わせて、自分の中の真臣を毎日更新しています。そして、真臣を日に日に好きになっています。

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