さらに移動平均線は、毎日の値動きをもとに計算する「日足」のほか、直近の一週間の終値の平均値を用いる「週足」や、一カ月間の平均値を使う「月足」などもある。
「判断材料として、どのチャートが有効かはその時々で変わるものです。相場全体をみるうえでは日経平均だけでなく、東証株価指数(TOPIX)のチャートも参考にするとよいでしょう。現在の局面では、チャートだけでなく、外国為替相場や米株式市場などの外部要因も合わせて考える必要があります」(三浦さん)
相場の動きは一筋縄ではいかない。一つの指標ばかりをあてにせず、取引をする中で自分に合った判断材料を探ることが重要だという。今は証券各社もさまざまな取引ツールを提供している。いろいろなチャートを試してみるとよいだろう。
(AERAdot.編集部・池田正史)