そんなベッキーは、最近では庶民派をアピールしてキャラ変にいそしんでいる。クイズバラエティー番組「答えが賞金です」(フジテレビ系、1月25日深夜放送)に出演した際は、100円ショップ通いを猛烈アピール。「濡れた手でリモコンを触れるカバー」を熱く紹介するも、「そんなことしても、あのころの好感度は戻ってこないです、本当に」とMCのさらば青春の光・森田哲矢に諭される始末。また、「トークで落とせ!大悟の芸人領収書」(日本テレビ系、7月2日放送)では、ランチで入ったすし店で“おまかせ”を頼んだところ、1万7600円を請求され驚いたという話を披露。「平成のベッキーだったら、普通に出せました」と苦笑いでコメントしたところ、「なんで芸能人ってお金あるのに庶民ぶるんだろ?」「本人は苦笑いでも見てるほうは失笑」などネットでは辛辣な意見が多く見られた。

「全盛期のような活躍はしていないので、以前より裕福でないのは確かでしょう。しかし、視聴者からすると、庶民派を“演じている”ように見えてしまう。すし店の話をした際も『家族でランチするときは大戸屋』『ふだんは1000円台と決めている』と本人は庶民派アピールをしていたんですが、大戸屋は別に安くないですし、ランチに1000円台出せる人は今のご時世、そう多くない。案の定、アンチ発言の呼び水になってしまっていました。騒動以前のベッキーは“笑顔の押し売り”なんてあだ名をつけられていたことがありましたが、最近の彼女の場合、子育ての苦労や節約の話を押しつけられている感じがして、拒絶反応を示す人が出てきてしまうのかなと感じます」(同)

 似たようなケースでは、同じく不倫後に芸能人生が急変したタレントの矢口真里がいる。彼女は2013年に不倫騒動を起こし、約10年たった今でも、主婦層からは総スカンの状態が続いている。しかし、騒動をネタにしていじられることをいとわず、バラエティー番組に再挑戦。細々ではあるが、しっかりと芸能界を生き延びている。

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「私も平成のベッキーは好きじゃない」