高梨歩
「某大物女優のように何度不倫をしても、なぜか許されてシレッと現場復帰しているレアケースもありますが、ベッキーさんは現状では矢口さんコースでしょう。最近でもバラエティー番組で、長年共演していたガレッジセールのゴリさんに『別に聞いてないことを言ってくるキャラ』だと暴露されていました。健康のため野菜を皮ごと食べたり、自分の瞳はひまわりが咲いているように見えるとアピールしたり、過去の彼女の言動が紹介されると、『私も平成のベッキーは好きじゃない。ホントごめんなさい』とひたすら謝るシーンが印象的でした。本人は“令和のベッキー”として再出発したいのでしょうが、まだ少し時間がかかりそうですね」（前出の編集者）
「週刊SPA！」元副編集長・芸能デスクの田辺健二氏はベッキーが取るべき今後の戦略についてこう語る。
「いまさら、誰も彼女の不倫騒動を断罪するつもりはないと思います。ただ、『みんなのベッキーだよ』と笑顔を振りまいていたころの好感度が高すぎただけに、その振り幅から『生理的に受け付けない』という人がいるのも事実でしょう。とはいえ、テレビ界のど真ん中でダントツの好感度を獲得していたタレント性は本物であり、最近のテレビ出演などを見ても、しっかり爪痕を残している印象です。最近はママタレとしての発言がメインなので、既婚女性からの不平不満を共有できる“代弁者”という存在にはなれるはず。その際に不倫騒動のことを持ち出して『お前が言うなよ』とツッコむ人はいるでしょうが、ベッキーさんなら突破できるはずです。最初は風当たりが強くても、講演会や本の出版などを中心にして、好感度とは無縁の戦略を取ることで、ママ層のカリスマになれる可能性は十分にあると思います」
無理にキャラ変をするよりも、世間に受け入れてもらうのをじっくり待つほうがよさそうだ。
（高梨歩）
ラリー遠田
沖昌之
小島よしお
