「男性だけでなく女性にも言えることだと思いますが、写真はいくらでも加工できる。実際に会ったら写真と全く違う別人みたいな人がいて……。かっこいい人もいましたが遊び慣れている感じで本気で交際相手を探していなかった。私の見る目がなかったのもあると思いますが、このままアプリを続けても良い出会いがないなと、途中でやめてしまいました」 

 良縁に結ばれるカップルが続々誕生する一方で、「マッチングアプリ疲れ」で離れるケースが少なくない。「会うとガッカリするパターンが多い。会っている時間が無駄に感じた」(32歳女性)、「友人がマッチングアプリで出会った男性と結婚したので、自分も出会いを見つけようと必死だったけどプロフィールの経歴が全部ウソだった男性と会って、もうマッチングアプリは無理と思った」(27歳女性)などの声が。不満の声は女性だけではない。「おごってもらうのが当たり前と思っている女性が多い。高級な店に連れていかれてごちそうしたけどお礼もしない」(32歳男性)、「写真と別人で会った瞬間に冷めた。すぐに帰ろうとしたら、『女性に対して失礼』と怒られて。もうアプリはやらないです」(35歳男性)などの嘆きが聞かれた。 

 マッチングアプリを通じた出会いを否定しているわけではない。オンラインゲームを通じてやり取りすることはリスクもある。男性がオンラインゲームで知り合った女性に送らせた上半身裸の写真をSNS上で拡散すると脅迫したとして、逮捕されたケースもあった。安易に個人情報を伝えたり写真を送ることは避けるべきだ。 

 ゲームが大好きという34歳の男性はこう語る。 

「オンラインゲームも色々な人がいます。ゲームが好きなわけではなく、遊んでくれる女性を探している男性もいる。自分を偽ることができるのもマッチングアプリと同じです。ただ、ゲームに夢中になると『素の部分』が出やすいので、互いの性格を知る上で参考になるというのが、大きなメリットだと思います。僕が今付き合っている女性は取引先で知り合いましたが、趣味のオンラインゲームが同じだったので一緒にプレーすることで距離を縮められました」 

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ
気づいたら協力して一緒にプレー