AERA dot.の連載用に撮影したryuchellさんとpecoさんのツーショット。仲の良さが伝わってくる(撮影/写真映像部・松永卓也)
AERA dot.の連載用に撮影したryuchellさんとpecoさんのツーショット。仲の良さが伝わってくる(撮影/写真映像部・松永卓也)

 その後は、ryuchellさんの育児についての批判がたびたび起こっていた。<ryuchellは育児を放棄している><pecoが心配>などといった声が相次いだ。

 今年2月にはpecoさんのYouTubeチャンネルに、pecoさんとryuchellさんが姿を見せ、ryuchellさんはSNSで自身の育児の情報発信ができていなかったことを詫びたうえで、こう語っていた。

「いろいろなお声をいただいて、それでも親として強く発信をしていかないといけなかったはずなんですが、いろいろな角度からのお声に、目を通すだけではなく、心にも入れてしまって。家族についていろいろな意見がそれぞれあるのは当たり前のことで。だけど、いろいろな声を見たときに、ちょっと(シュンと)なってしまって、新しく進もうと思っている形を見せることが全然なかった。でもそれは、皆さんが心配になってしまうことで、心配をおかけして申し訳ないと思っています」

 これまでの連載中、pecoさんは家庭中心の生活を送っている一方で、ryuchellさんは仕事中心の生活のようにみえた。6月の取材でryuchellさんは「家で息子と過ごす時間が減ってしまっている」と吐露することもあった。

 しかし、仕事中心といっても育児に関わっていないわけではない。記者の取材に対し、「子どもを学校に送ったとき、遅刻しそうになって子どもにダメだしされた」「息子との朝の時間を大切にしている。ダンスをしたり、おままごとをしたりしている」「子どもの発表会を見に行って、本番に強い子だと思った。自分に似ている」などとたびたび話をしていた。

 こうしたryuchellさんの姿に対し、pecoさんは「当たり前のことなんだけど、忙しい中でもパパとしての責任を果てしてくれている」と感謝の言葉を述べていた。

 6月の取材では地方での講演の仕事が増えたことを「ありがたい」と言いながらも、泊まりの仕事が増え、家での子どもとの時間が減ったことを嘆いていた。それと同時に、「息子のためにも今は自分が稼がないといけない」とも思いを述べていた。

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