――これからの就活生のために、変えてほしいことはありますか。
桃山 「オフィスカジュアル」などのあいまいな指定はやめてほしいですね。どのような服装で来てほしいのか、ちゃんと見本を示して、学生の不安要素を減らしてあげてほしい。お金に余裕があるわけではないのに、何度も服を買いなおしたりして、かなりの痛手でした。
山崎 就職という人生の大事な局面で、どの服装にしたらいいか迷うことに何か意味があるのかなと思います。その人のアイデンティティーだとか、見た目以外のアピールポイントをもっと評価してほしいですよね。
殿間 外見を意識しすぎる就活じゃなくて、自分の中身をより意識できる就活になれば理想だなあと思います。社会人で転職活動をされる方は、そこまで外見を意識しないと聞きますが、学生もそのくらいの気持ちで就活にのぞめるようになればいいと思います。
（聞き手／構成 AERAdot.編集部・國府田英之）
國府田英之
1976年生まれ。全国紙の記者を経て2010年からフリーランスに。週刊誌記者やポータルサイトのニュースデスクなどを転々とする。家族の介護で離職し、しばらく無職で過ごしたのち20年秋からAERAdot.記者に。テーマは「社会」。どんなできごとも社会です。
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