なかなかコレと言うものが見つからない中、たまたま東京・銀座を歩いていたときに目に留まったのが、スポーツファッション店で販売していた「サーフィン用のビキニパンツ」。そのころでは珍しい海外ブランドjantzen(ジャンセン)の商品で、試着して履き心地が気に入り、その場で4枚もお買い上げ。



「かなり高価だった。また貧乏になってしまった」(本書より)と嘆いた古谷さんですが、そのビキニパンツを経費として申告することにします。



「翌年、税金の申告に税務署に行った。水着は、経費と認めませんと言われた。でも、これは、僕の仕事の衣装なんです、と言ってウルトラマンの説明をした。驚いたことに税務署の係の人の子供も、ウルトラマンが大好きなんだそうで、経費として認めてくれた」(本書より)



 これは昭和40年代当時の話ですが、税務署の人も、水着を経費として認めてくれたという、なにやらほほえましいエピソードです。とかく、税務署と聞くと身構えてしまいがちですが、確定申告シーズンは、わからないことがあれば担当者が付きっきりで教えてくれるので、意外に簡単に終わることも。期間中は、署外に開設される申告書作成会場に行って、直接教えてもらいながら作業した方が手っ取り早いという意見もあるそうです。経費そのものが全額戻ってくるわけではありませんが、納め過ぎていた税金を還付金として取り戻すために、まずは税務署に足を運んでみてはいかがでしょうか。



【関連リンク】

古谷敏 公式サイト

http://www.binfuruya.com/

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