若き日の鬼平・長谷川銕三郎を演じる市川染五郎/(C)「鬼平犯科帳」時代劇パートナーズ
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6月7日 京都・松竹撮影所にて「新たな『鬼平犯科帳』レギュラー出演者発表会見」が行われた。

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「鬼平犯科帳」は、江戸中期に実在した「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公にした時代小説家・池波正太郎の代表作。文庫累計発行部数3000万部に迫る大ベストセラーは、これまで松本白鸚(八代目・松本幸四郎)、丹波哲郎、萬屋錦之介、二代目・中村吉右衛門と四人の名優によって映像化されてきた。

 現在、撮影所では2021年に五代目・長谷川平蔵として発表された十代目・松本幸四郎が主演する「鬼平犯科帳」SEASON1が撮影されている。脚本は大河ドラマ「風林火山」、「精霊の守り人」の大森寿美男、演出は新人助監督時代に吉右衛門版第一話のカチンコを鳴らし、28年後、監督として最終話のメガホンをとったという経歴を持つ山下智彦が務める。

 会見では、鬼平を支えるレギュラー出演者が発表された。

記者会見に臨んだ「鬼平犯科帳」レギュラー出演者たち/(C)「鬼平犯科帳」時代劇パートナーズ

 その顔ぶれは、平蔵の妻・久栄に仙道敦子、密偵・おまさに中村ゆり、密偵・相模の彦十に火野正平、火付盗賊改方・筆頭与力佐嶋忠介に本宮泰風、同心・木村忠吾に浅利陽介、同心・酒井祐助に山田純大、同心・沢田小平次に久保田悠来、同心・小野十蔵に柄本時生、若き日の鬼平・長谷川銕三郎に市川染五郎。

 二年間、歌舞伎公演の合間に殺陣や乗馬の稽古を積んできたという幸四郎は、「ご存じの傑作を最強のメンバーで撮影中です。火付盗賊改方は凶悪犯罪を専門に取り扱う、相当な力を持った集団。剣の強さも必要なので、クランクイン前に合宿も行い、チーム作りもしました」と語った。

 その合宿については、浅利から「リハーサルと殺陣稽古をやって、すぐごはん食べに行きましたね!」、芸名を池波正太郎氏に名付けられたという火野からも「あれを合宿というのなら、いつもやりたい」と証言があり、チーム作りが和気あいあいと進んでいたことが伺えた。

 宮川朋之エグゼクティブ・プロデューサーによると、火付盗賊改方の殺陣のうまさは折り紙付きで、盗賊たちとの激闘は大きな見どころになっている。

「祖父が初代の鬼平を演じ、私自身も吉右衛門の叔父の作品に出演した経験もあります。過去の作品のよさを十分知ったうえで、正面から作品に取り組みたい」という幸四郎の新たな「鬼平」について、共演者たちはこう語った。

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