新旧NISAを比較すると、かなりの大盤振る舞いであることがよくわかる
新旧NISAを比較すると、かなりの大盤振る舞いであることがよくわかる

 ●つみたて投資枠は必ず「毎月定額(同じ金額)」でつみたてなければならない?

「必ずしもそうではない。もちろん毎月定額でつみたてるのはいいことだが、たとえばボーナス月に増額することがあってもいい」(金融庁、投資信託協会)

★本誌も「毎月定額のつみたて」を推すが、会社員でボーナスが出る人などは「毎月5万円がベース。6月と12月は35万円」で年120万円などでも問題ない。金額は財布事情に合わせて変更できるのでご安心を。

 いったん「月5万円」ではじめたものの、苦しくなったら金融機関で「翌月以降は3万円」などに切り替えてもいい。臨時収入があれば「次回は月7万円に増やそう」など、フレキシブルに。

●つみたて投資枠は年120万円を必ず投資しなければならない?

「上限が年間で120万円というだけ。暮らしに合わせて無理のない範囲でつみたてていただければいい」(金融庁、投資信託協会)

★たとえばつみたてNISAなら、これまでは「年40万円の満額まで投資しないと、未使用分の投資枠を翌年以降に繰り越せないからもったいない」というイメージがあった。今後は制度自体が恒久化されるため、いつ買ってもOKだ。

●新しいNISAの「成長投資枠」は年240万円まで。つみたて投資も一括投資もできる?

「成長投資枠で一括投資をしなければならないという決まりはないため、つみたてをしてもいい。つみたて投資枠と成長投資枠の両方で、つみたてをしてもいい」(金融庁、投資信託協会)

★現行の一般NISAでも、株式投資信託などの定額つみたてを設定できた。新しいNISAの成長投資枠でもそれは変わらない。

●つみたて投資枠と成長投資枠は併用できるが、「併用した場合、年間最大360万円(つみたてで毎月同じ金額を投資したいなら月30万円)まで投資できる」でOK?

「合っている。ただ360万円は、あくまで上限。無理して年360万円を投資しなくてもいい」(金融庁、日本証券業協会)

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