放送作家でコラムニストの山田美保子さんが楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、『大正製薬』の「フレッシュリアップ HOGSPA(ホグスパ)」を取り上げる。
【写真】新感覚薬用育毛トニック「フレッシュリアップHOGSPA(ホグスパ)」
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マスク着用がメインになっていた“お仕度”から肌のコンディションや緩み切った表情筋、口元まわりなどまで、いっきに気になりだした昨今。同じく、少々おろそかになっていた髪のケアを考え直している方も増えているのではないか。折しも紫外線が強くなる季節が到来し、「髪を守る」意識も高まっている。
実は私が髪の分け目の広さに愕然としたのはコロナ禍でのリモート出演だった。生番組の中継でも見られる「ディレイ」と呼ばれる“遅れ”は少ないときで2秒、多いときでは4秒もある。つまり、スタジオから呼びかけられ、「おはようございます」とか「こんにちは」と言いながら頭を下げた際、パソコンのモニターに映る自身の頭のてっぺんが遅れて確認できるというワケ。
スタジオまで出向いた日は局メイクさんに髪をふんわりセットしてもらえるが、リモート出演の際はメイクも髪も自前。これは男性出演者も同様だったため、コロナ禍は多くのコメンテーターのルックスが低下してしまうという事態が起きた。
概ね、薄毛は男性のほうが深刻だろう。そうなる前にと30代後半~40代という若年層をターゲットにした『大正製薬』の「フレッシュリアップHOGSPA(ホグスパ)」が未来のカリスマ美容師、つまり10代の美容専門学校生らの間で話題を呼んでいる。