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きょう17日は岐阜県揖斐川町で今年全国で初めて35℃以上の猛暑日に、東京都心や大阪市、名古屋市など今年初めての真夏日を続々と観測。あす18日も関東や東海、東北の内陸部で35℃に迫る所も。まだ5月ですが、熱中症で搬送される方が相次いでいます。危険な暑さに警戒を。

きょう17日 危険な暑さ 熱中症で救急搬送も

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きょう17日は各地で今シーズン一番の暑さとなり、岐阜県揖斐川町で35.1℃まで上がり、今年全国で初めての猛暑日となりました。
岐阜県揖斐川町で5月に35℃以上を観測したのは、統計開始以来、初めてのことです。

関東甲信の内陸部でも34℃台が続出し、群馬県神流町や山梨県甲州市勝沼で34.8℃まで上がるなど、猛暑日に迫る暑さになった所もありました。
全国の最高気温30℃以上の真夏日地点数は、今シーズンはきのう16日が最多で41地点でしたが、きょう17日は一気に290地点以上に増え(全アメダス地点の約3割)、今シーズン最多となりました。

また、東京都心では最高気温は31.6℃まで上がり、今年初めての真夏日を観測しました。5月中旬までに真夏日になったのは、2004年(5月11日)以来19年ぶりです。

そのほか、宇都宮市や水戸市、山形市、名古屋市、富山市、福井市、京都市、大阪市、奈良市、岡山市、鳥取市、高松市、松山市、佐賀市、本市などで今年初めての真夏日になりました。この暑さで全国各地で熱中症で搬送される方が相次いでいます。

5月なのに暑い理由は? あす18日も危険な暑さ 35℃に迫る所も

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各地で季節外れの暑さとなった大きな要因は、上空の暖気です。
本州付近の上空1500メートル付近には18度前後という、この時期としてはかなり高い7月下旬頃の暖気が流れ込んでいます。

さらに、朝から強い日差しが照りつけたことや、山越えのフェーン現象の影響で、山陰や北陸、東北の日本海側も広く気温が上がりました。

あす18日も、上空の暖気がいすわるため、季節外れの暑さが続くでしょう。
東海や関東では連日の真夏日が予想され、東北ではきょうよりも気温が上がり、関東や東北の内陸部は35℃近くまで上がる所も。
まだ5月ですが、5月としては異例な暑さが続きますので、熱中症に十分な警戒をしてください。特に、お年寄りやお子さんなど暑さに弱い方には、積極的に声をかけて、注意を促してください。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

西から雨 19日には極端な暑さおさまる

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あす18日は西から次第に雨が降りだし、西日本の暑さはおさまるでしょう。
あさって19日には、西日本から東日本、東北まで雨の範囲が広がる見込みで、極端な暑さはおさまりそうです。

あす18日まで東海や関東、東北を中心に、危険な暑さに注意、警戒し、適切な暑さ対策を行ってください。