次々と降ってくる言葉の中から大阪弁を見つけてタップする(N-System Factory提供)
次々と降ってくる言葉の中から大阪弁を見つけてタップする(N-System Factory提供)
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ゲームオーバーになると、成績によっては厳しいお言葉がいただける(N-System Factory提供)
ゲームオーバーになると、成績によっては厳しいお言葉がいただける(N-System Factory提供)

 方言というと、「大阪弁」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。「おおきに」、「なんぼ?」といったメジャーな単語もあるが、「ほたえる」(ふざける、つけあがるなどの意)など、その土地以外の人にはイメージし難い単語も意外とある。そんな大阪弁をマスター?できそうなiPhoneのアプリがある。

 システム開発やホームページ制作などを手掛ける「N-System Factory」(本社・埼玉県久喜市)が提供するiPhone向けのゲームアプリ「ふるふる大阪弁」(無料)は、その名の通り、次々と“降って”くる言葉の中から、大阪弁を探し出してタップしていく、というものだ。

 このゲームでは、某球団を連想させる黒と黄色の縦じまをバックに、「ありがとう」、「すてる」といった標準語に交じって、「なんぼ?」などの大阪弁が画面の上部から降ってくる。大阪弁をタップすると、「ええやん」、間違えて標準語をタップしてしまうと、すかさず「あかん」と音声が流れる徹底ぶりだ。

 スタート時は、大阪弁を一つタップするごとに「1銭」が得られ、標準語をタップすると「-1銭」の減点となる。10回連続して正解するごとに、大阪弁1タップ分の得点は多くなるが、降ってくるスピードも速くなってくる。いずれも大阪弁を見逃したり、標準語をタップしたりしてミスをすると、これらの設定は初期状態に戻る。

 大阪弁を5回見逃すと、ゲームオーバーとなり、幸運の神様「ビリケンさん」から“お言葉”をもらえる。評価は得点によって変わり、例えば、「0銭」だった場合は、「東京者か!」と手厳しい評価を受けてしまう。

 降ってくる大阪弁は全部で10種類。それほど多くなく、簡単に見つけられるようにも思えるが、スピードが速くなるとそれだけ難しくなり、一瞬の判断ミスが命取りになってしまう。自分の得点は他のプレーヤーと比較することもでき、iTunesの説明によると、現在の最高得点は200万銭を超えているという。

 このゲームは、「N-System Factory」代表の後藤直志さん(39)が、「大阪弁で簡単に遊べるゲームを作れないか」と開発し、12年9月にリリースした。後藤さん自身は“東京者”だが、関西出身の奥さんに協力してもらったという。「(タップ時に流れる)音声は、ネイティブであることが重要なので、妻にお願いして収録しました。音程などは若干加工してあります。」とほほ笑ましいエピソードも。また、子どもにも楽しんでもらえるよう、登場する言葉は全てひらがなで表記したのだという。

 大阪弁をマスターして関西人に近づくもよし、大阪出身なら、自分の大阪弁の完璧ぶりを確認して、悦に入るもよし。ものは試しと挑戦してみてはいかがだろうか。

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