デジタルカメラや携帯電話、スマートフォン(スマホ)を使って自分たちの顔写真を撮影する、いわゆる「自分撮り」。海外では自分撮りすることを「selfie(セルフィー)」といい、人気を呼んでいるのだそうだ。
しかし、いざ自分撮りをしてみようとすると、これが意外に難しい。カメラやスマホを本来の持ち方とは逆に持つので、安定せずに手振れをおこしたり、シャッターのタイミングを逃したり、思うようにフレーム内に収まりきらなかったりして、なかなかうまくいかないことが多い。
そんな自分撮りが簡単にできてしまうというグッズを、ユニークな商品を多数扱っているサンコー株式会社が販売している。その名も「手元でシャッター!スマホ用自分撮りスティック」(価格3280円)だ。
名前からも使い方が想像しやすいこの製品は、スマホと棒を組み合わせて自分撮りをスムーズにできるように補助してくれるグッズだ。製品は伸び縮みする棒型で、先端はスマホを固定するホルダーを搭載しており、スマホを取り付けることができる。このホルダーにアジャスターがあり、幅56~82ミリメートルの多彩な機種の固定に対応。iPhone 6 Plusといった大型の機種でも使用することができる。
だが、こんな棒にスマホに取り付けて、どうやってスマホのシャッターボタンを操作するのだろうと疑問に思うことだろう。実は、手元側の赤いボタンに仕掛けがある。この赤いボタンがシャッターボタンとなっており、製品とBluetoothで接続したスマホが連動して、シャッターが切れるしくみになっている。
棒は、25センチメートルから最大100.95センチメートルまで延ばすことができ、みんなで集まって写真を撮影する際にも、十分な撮影距離を確保することができるという。
使用するには、底面のスイッチを入れた後、スマホ側の設定を行って、無線での接続を完了させ、ホルダーにスマホを固定する。ホルダー部分の角度を調整することもできるので、さまざまなアングルからの撮影に使用することができる。なお、本製品の充電は、付属のUSBケーブルで行う。
自分撮り以外にも、高い場所からの撮影に使うこともできる。人混みの中から、ショーや花火などを撮影する時や、全体図を撮影する時に役立ちそうだ。
本製品はサンコーの製品らしく、かゆい所に手が届くという感じといったところだ。この製品を使えば、いちいちセルフタイマー機能を使う必要もなく、シャッターのタイミングを逃さず、手ぶれも防げるだろう。旅行先での記念撮影や、風景写真などにはもってこいかもしれない。