スマートフォンを使って、遠隔操作ができる家電(いわゆる「スマート家電」)が話題になっている。そんななか、家電メーカーのバルミューダ株式会社(本社:東京都武蔵野市)が、外出先からでも操作できるヒーター「SmartHeater2」を発売した。
この製品は、アルミラジエーター方式という構造を採用し、オイルを使わないで部屋全体を暖めることができる。従来の石油ストーブといった暖房機器とは異なり、音も出ないし、ホコリを立てることもない。また、燃焼しない構造なので、空気が汚れないという利点もあるという。
さらに、部屋が暖まるスピードも速く、部屋の中の空気全体を効率よく暖めるので、従来の製品に比べて燃費もよくなったとしている。
通常のモデルとWi-Fiモデルがあり、Wi-Fiモデルは専用のアプリ「UniAuto」を利用すると、帰宅する前にスマートフォンを使って、遠隔操作によりスイッチを入れることができる。また、電源を切り忘れて外出しても、スイッチを消せるほか、毎月の電気代を把握でき、1日の消費電力の推移もわかる機能もあるという。
また、心地よい睡眠をサポートする機能も備えている。眠る時に最適な温度とされる、温度15度前後で運転を開始して、起床時間に20℃となるようなに設定できる。
このほか、地震や傾きでの運転停止はもちろん、壁のコンセント部の発熱も検知して自動停止する機能も備えている。また、アルミラジエーター表面の上限温度も設定可能。さわってもすぐに火傷をしない温度にコントロールすることができ、特に小さなお子さんがいる家庭では重宝しそうだ。
価格は、通常モデルが6万9000円、Wi-Fiモデルが7万2000円(いずれも税別)。これさえあれば、一人暮らしの人が寒い部屋に帰ることもなくなるか!?