iPhone5 置くだけチャージャー(サンコー公式サイトより)
iPhone5 置くだけチャージャー(サンコー公式サイトより)
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 いまどきの使えないヤツといえば、充電の切れたスマートフォンなどのモバイル端末ではないだろうか。充電がある時は「命の次に大切!」と言わんばかりの扱いなのに、充電が切れた途端に邪魔に思う。そんなあなたにおすすめなものをご紹介。

 充電するのをうっかり忘れてしまうのは、ケーブルを挿したり、充電スタンドに設置したりするのが意外と面倒だからではないだろうか。そんな充電の手間を省けるものとして、ワイヤレス充電という分野があることをご存じだろうか?

 一見すると板の上に置いてあるだけなのだが、実はこれで充電中という優れもの。こういったワイヤレス充電機器は「Qi(チー)」という国際標準規格に基づいて作られているもので、板(充電パッド)側のコイルと、その上に置く機器(スマホやデジカメ等)側のコイルとの間で発生させた電流(電磁誘導の原理)を利用して給電できるのだという。

 Androidスマートフォンでは、すでに「Qi」に対応する機種が発売されているほか、タブレット端末においても、比較的低価格の製品として人気を集めているGoogle「Nexus 7」(2013年モデル)が「Qi」に対応している。

 ちなみにiPhoneでは「Qi」に対応したモデルは発売されていない。だが、外付けのちょっとしたグッズを使うことで、ワイヤレス充電できるようになるのだ。ちなみに、iPhone 4が最新機種だった頃には、専用ケースを付けて、ワイヤレス充電を実現したグッズがすでに登場していたが、今回紹介するグッズでは、今使っているお気に入りのケースを外す必要がない。

 デジタル製品関連のアクセサリーを販売するスペックコンピュータは、「Wireless Charging SET (ワイヤレスチャージングセット) for iPhone5s/5/iPhone5c/iPodtouch」を販売している。ケーブルが付いた極薄の充電シートをLightningコネクタに挿しこみ、付属の充電パッドの上に載せると、充電パッドから充電シートに送電され、iPhoneがワイヤレスで充電できる。

 また、同じくデジタル製品関連のアクセサリーを販売するサンコー株式会社でも7月から、極薄1mmの充電シートを使った「iPhone5 置くだけチャージャー」を発売している。こちらは、Qi規格に互換性があり、充電パッドに「Qi」規格対応のAndroidスマートフォンを載せて充電することもできる。なお、どちらも充電パッドはUSB給電式となっている。また、Lightningコネクタに対応しているモデルであれば、iPadやiPod Touchでも利用できる。なお、どちらの製品も、厚手のケースでは充電ができない場合もあるので注意が必要だ。

 スマートフォンは普通に使っているだけでも、夜には電池がほとんどなくなってしまっていることが多いのではないだろうか? まずは家の中でスマートフォンの定位置を決めて、そこに充電パットを設置すれば、後は帰ったらそこに置くだけで充電。そんなワイヤレス充電生活を試してみてはいかがだろうか。

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