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「仕事に役立つ本をたくさん読みたいけど、どの本を読めばいいのかが分からない」なんて人は少なくないだろう。そんな人におススメなのが、情報工場が作成した文書要約アプリ、「Quickreads」だ。

 このアプリでは、情報工場が本の要に当たる部分を抜き出してまとめた1200字の要約を読むことができる。iPhoneとAndroidに対応し、App StoreやGoogle Playからそれぞれ無料でダウンロードできる。毎月表示される30冊分の話題の本の「内容紹介」という項目から、要約された文章をダウンロードできるのだ。そして、もちろん、気に入った本はネット書店経由で購入することもできる。

 アプリを製作した会社「情報工場」は、30代前半の若手社長が率いる、設立10年ほどのフレッシュなIT企業だ。設立当時からビジネスマンに役立つ書籍を厳選し、本の内容を 3000 字にまとめてオンラインで提供するサービス「SERENDIP(セレンディップ)」を展開してきた。今回のアプリでは「SERENDIP」で培ったノウハウを生かし、要点をうまく抑えた内容にまとめており、とても洗練された内容になっているという。

 また、このアプリには「理解度テスト」という項目があり、本の要約の内容に対応した三択クイズが3問登場する。読んだ要約が頭の中に入ったかどうかを確認できるというユニークなものだ。

 ダウンロードできる冊数は、無料会員は6冊までとなるが、月額300円の「定期購読」を行うことで、冊数の制限なく利用できる。

 もちろん、要約だけでその本の全てが理解できるわけではないだろうが、自分の求めている本かどうかを判断することはできるだろう。欲しい本はたくさんあるが、「買ってまで読みたいか」と思う本は意外と多くはないかもしれない。このアプリは「この本を買ってもいいかどうか」を判断するのに役立つかもしれない。