マイケル・ブーブレ、引退の噂を否定「自分の死のニュースが報じられるまで続ける」
マイケル・ブーブレ、引退の噂を否定「自分の死のニュースが報じられるまで続ける」

 マイケル・ブーブレが2018年10月16日、AP通信とのインタビューで引退の噂を否定した。英タブロイド紙デイリー・メールに13日付で掲載されたインタビューに、ニュー・アルバム『ラヴ』をリリースしたあとに音楽活動から引退すると書かれていたが、彼はそのつもりはないと強調した。

 カナダ人のブーブレには妻で女優のルイサナ・ロピラトとの間にイライアスとノアという息子と、7月に誕生したばかりのヴィダ・アンバー・ベティという娘がいる。息子のノア君が小児がんと診断されたため、2年間音楽活動を休止して家族と過ごしていた。

 デイリー・メールの記事では、ノア君の肝臓がんは寛解しているものの、息子の闘病を経てさまざまなことに疑問を持つようになったブーブレが、『ラヴ』のリリース後に引退するとコメントしたかのような表現になっていたが、彼はこれを明確に否定した。

 彼はAP通信に対し、「僕は自分の死のニュースが報じられるまで続けるよ。それもきっとフェイクだろうけどね」と笑いながら話し、「そうなったら、“本当に有名になったな。このレコードはすごく順調だね。ブーブレはエルヴィス(・プレスリー)と親しくしてるんだな。ブーブレとエルヴィスが揚げたピーナッツバター&バナナ・サンドを一緒に食べてる”とか言われるんだろうね」と冗談を言っている。

 彼はまた、デイリー・メールの記事について複数の友人からのメールで知らされたと明かし、この友人たちには“発信元を考えろよ”と伝えたそうだ。デイリー・メールの記事は“ネガティブ・エネルギー”だと一蹴し、自身の著名人としての立場につきものだとわかっているものの、やはり対応したくはないと語っている。

 「僕は(フェイク・ニュースに)対応するほど強くないから、対応しない」という彼は、「ところで、メールを送ってくれた友人たちには、“僕の幸せを気に掛けてくれてありがとう。(でも)頼むから知らせないでくれ。みんなの子どもの写真を送って近況を知らせてくれ、そっちの方が全然興味あるから”と伝えたんだ」と話している。

 『カム・フライ・ウィズ・ミー』や『Caught In The Act』などのアルバムで知られるブーブレの2年ぶり8作目のニュー・アルバム『ラヴ』は2018年11月16日に発売される。

◎インタビュー映像
https://youtu.be/XV4zp9lnR4w