2018年7月23日付(集計期間:2018年7月9日~7月15日)の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”では、宇多田ヒカルの『初恋』が3週目となる総合首位を獲得した。
リリース初週から根強いセールスを維持している『初恋』は当週、24,412枚を売り上げ、前週から1ランク下がってフィジカル・セールス3位をマーク。発売以来累計は282,143枚となり30万枚の大台が近づいてきた。そのほか、ダウンロードでは6,398ユニットを売り上げて1位、ルックアップでも1位と、こちらの2指標では初登場からトップを堅守している。“HOT ALBUMS”で3週連続の総合首位獲得は、2017年11月20日付に初登場した安室奈美恵『Finally』以来のこと。
JUNHO (From 2PM)の新作ミニアルバム『想像』は、初動3日間で33,840枚、初週累計では42,745枚を売り上げてフィジカル・セールス1位、ダウンロードは28位、ルックアップは55位をそれぞれマーク。フィジカル・セールスが牽引するチャート・アクションは、アーティストのサポートに熱心なファンダムを築くK-POPアーティストに多く見られる傾向だが、それに比べるとダウンロード、ルックアップは伸び悩んだため、宇多田ヒカル『初恋』の連覇記録を阻止するには至らなかった。
miwaの初となるベスト・アルバム『miwa THE BEST』は、初週累計29,680枚を売り上げてフィジカル・セールス2位、ダウンロードは6位、ルックアップは15位となり総合3位。続いて、安室奈美恵「Baby Don't Cry」などでも知られるNao'ymtが全曲プロデュースした三浦大知の最新アルバム『球体』は、初週累計17,017枚を売り上げてフィジカル・セールス4位、ダウンロードは8位、ルックアップは40位となり総合4位にデビューした。
6人体制となってから初となるツアーを7月15日に北海道・札幌ドームでキックオフさせた関ジャニ∞。ツアーで大規模会場を巡るジャニーズ・グループに顕著な傾向として、ツアーが始まると来場者が楽曲の予習復習を始めるのか、ルックアップを中心としてアルバムのチャート・アクションが活性化するが、関ジャニ∞の最新作にしてベスト・アルバム『GR8EST』も例に漏れず、チャートを再浮上。当週はフィジカル・セールス15位、ルックアップ5位となり、総合では前週28位から順位を上げて13位に入っている。
2018年6月11日付に初登場総合首位を獲得した『GR8EST』は、リリース2週目以降、徐々に勢いを衰えさせ、前々週は総合37位にまで順位を落としたものの、前週は28位に再浮上、そのまま上昇気流に乗って当週13位をマークした。徐々に勢いを落とした、とは言えども、ルックアップはリリース2週目以降も10位前後をマークしており、収録内容の求心力が窺える動きを見せているので、仮にダウンロード配信が解禁されていれば、総合でもさらなる上位チャートインを維持できただろう。
◎【HOT ALBUMS】トップ20
1位『初恋』宇多田ヒカル
2位『想像』JUNHO(From 2PM)
3位『miwa THE BEST』miwa
4位『球体』三浦大知
5位『BOOTLEG』米津玄師
6位『The Only BLUE』雨宮天
7位『ELZA』神崎エルザ starring ReoNa
8位『ミュージカル『刀剣乱舞』~つはものどもがゆめのあと~』刀剣男士 formation of つはもの
9位『Xlll』lynch.
10位『飄々とエモーション』フレデリック
11位『CHASING THE HORIZON』MAN WITH A MISSION
12位『クソカワPARTY』大森靖子
13位『GR8EST』関ジャニ∞
14位『Summer Nights』TWICE
15位『THE ASHTRAY』Suchmos
16位『V-enus』浦島坂田船
17位『WAVE on WAVES』平井大
18位『走り出す瞬間』けやき坂46
19位『TETSUYA KOMURO ARCHIVES T』(オムニバス)
20位『TETSUYA KOMURO ARCHIVES K』(オムニバス)