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 子どもとの時間をたくさん過ごす週末など、ついつい小言がエスカレートして感情的に「爆発」してしまった経験はありませんか。「いけない」と気がついていても、なかなか断ち切れないのが感情的な対応。今回はそんなときのフォローについてのお話です。

■親のイライラに潜む 子どもに対する「思い込み」

 最初は注意をうながそうと、ちょっとした小言のつもりだったのに、何度も同じことを言ううちに怒りが膨れ上がって感情的になる……。親なら誰でもそんな経験があるはず。もちろん、子どもが憎いために怒っているのではありません。

 なぜ、子どもを感情的に怒ってしまうのでしょうか。専門家によると、意外にも、怒りの本当の原因は親自身の心のなかにあるとか。仕事や家事で疲れていたり、子どものことで心配が重なったりすると、ふだんはなんでもない言動が、怒りへの引き金となってしまうのです。

 また、親自身が無意識のうちに持ってしまっている、子どもに対する「思い込み」も原因であると指摘しています。

 子どもは「こうあるべき」「こうするべき」といった決めつけだけではなく、「子どもをちゃんと叱らなくては」「その場で言ってきかせなくては」と、親としてのこうあるべき、という思い込みもあるのです。

<怒られたときの子どもの本音は?>

【親が感情的に怒ったりすることはある?】

・お兄ちゃんとけんかしたとき。しかも「あなたがもっと大人になりなさい!」って言われる。意味わかんない (小6女児)

・怒られたとき、「なんでだよ」って返すと、ブチ切れる (小5男児)

・お母さんたちって、いきなり怒り始めるよね。で、そういうキレてるときに謝っても許してくれないの (小6女児)

・宿題をやってて、疲れて少し休んでただけなのに、「ダラダラしないで早くやりなさい!」 (小6女児)

【親に感情的に怒られたときはどんな気持ち?】

・こっちの話を聞いてくれないので、一方的に怒られるのは、なんか違うと思う (小6女児)

・「あっそ」っていう気持ち (小4女児)

・嫌だなって思っても、5分後には、自分のほうが悪いんだなって思う (小4女児)

・お母さんサイテー、どっかいけ!って思う (小4女児)

・なんも思いません。フツーって感じ (小4男児)

【怒られた後、なんて言われる?どう思った?】

・「言い訳はやめなさい」と言われるのはいや。言い訳じゃなく、ただ話しているだけなのに (小6男児)

・「強く言い過ぎてごめんね」って言われたことがある。そのときはうれしかった (小6女児)

・こっちが謝っても「なんで怒られてるかわかってるの?」って言われる (小6女児)

・「ごめんなさいじゃすまないわよ」って言われて。そしたらいったいどうしたら許してくれるのって思う (小6女児)

次回コラムでは「怒ったときのフォロー8つのポイント」をお送りします。

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