ある日、妻が1匹の犬を連れてきた。生後間もない捨て犬だった。私は飼うのに大反対だったが、可哀想なのでしばらく家で面倒を見ることは許した。 結果は3日間居座った犬の勝ち。私も犬が嫌いなわけではなかったので、結局飼うことにしたのだ。妻はその間にちゃっかり名前を決めていた。雌だとは思わなかったため、当時のボクシングチャンピオン・勇利アルバチャコフからとって「ユーリ」。 最初は妻が散歩担当だったが…

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