J・ティンバーレイク/スティング/J・ミッチェルら、【第89回アカデミー賞】パフォーマンスで売上増
J・ティンバーレイク/スティング/J・ミッチェルら、【第89回アカデミー賞】パフォーマンスで売上増

 ニールセン・ミュージックによると、2017年2月26日(現地時間)に開催された【第89回アカデミー賞】授賞式で披露された楽曲全体の売り上げが瞬時に伸びた。ABCで放映された当日(日曜日)、披露された7曲すべての米国内ダウンロード数は30,000回以上となり、前日の約10,000回から約206%の伸びを見せた。

 パフォーマンスが披露されたのは<主題歌賞>にノミネートされていた5曲(「オーディション」、「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」、「シティ・オブ・スターズ」、「ジ・エンプティ・チェア」、「ハウ・ファー・アイル・ゴー」)と、ビル・ウィザーズの「ラブリー・デイ」(「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」をオープニングで披露したジャスティン・ティンバーレイクが一部を歌った)とジョニ・ミッチェルの「青春の光と影/Both Sides, Now」(サラ・バレリスが授賞式の追悼コーナーで歌った)。

 セールスの合計にはミッチェルのオリジナル・ヴァージョンとジュディー・コリンズの人気カヴァー、『モアナと伝説の海』のサウンドトラックよりアウリィ・クラヴァーリョ版とアレッシア・カーラ版の「ハウ・ファー・アイル・ゴー」、スティングのソロ・ヴァージョンとスティングとJ・ラルフのコラボ版「ジ・エンプティ・チェア」、そして<主題歌賞>を受賞した「シティ・オブ・スターズ」(『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラックより)の複数のヴァージョンが含まれている。

 授賞式当日に最も売れたのはティンバーレイクの「キャント・ストップ・ザ・フィーリング!」で、約12,000回ダウンロードされた(前日は約4,000回)。「ハウ・ファー・アイル・ゴー」は両ヴァージョンの合計が約6,000回(前日は約4,000回)、「シティ・オブ・スターズ」は約5,000回(前日は1,000回)、「オーディション」は2,000回以上(前日は1,000回弱)まで増加した。「青春の光と影」(3,000回)、「ジ・エンプティ・チェア」(1,000回)、「ラブリー・デイ」(1,000回)はそれぞれ前日ほぼゼロに近い状態からの上昇だった。

 売り上げが伸びたのは披露された曲だけではない。6部門を制覇し、本年度【アカデミー賞】最多受賞を果たした『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラックが大ヒットしており、3ヴァージョンの合計ダウンロード数が約3,000回を記録した。