著者は編集者やマンガ評論家として活動する明治大学准教授。ちょっと変わったタイトルは、本書が映画、マンガ、文学などのジャンルを横断しつつ「いわゆるコントラバーシャルな(=議論を呼ぶ)」類の、だからこそ人々が話題にするのを避ける「きわきわ」な問題だけを追いかけて綴った「ゼロ年代(+α)の日本」論であることに由来している。 美容整形、自傷、不倫、セックスワークなど、ゴシップとして消費されがちな話題…

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