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3月も高温予想。北・東・西日本は前半は気温がかなり高く、桜の開花も記録的に早まりそうですが、スギ花粉には注意。気象庁が発表した最新の1か月予報です。

ホワイトデーに向けて 一段と ポカポカ

気象庁が27日に発表した「1か月予報」によりますと、この先1か月は、本州付近の上空は、暖かい空気に覆われやすいでしょう。地上付近も、冬型の気圧配置は現れにくく、寒気の南下は弱くなりそうです。このため、北・東・西日本では、期間の前半は、気温が「かなり高い」予想です。北海道から九州には「高温に関する早期天候情報」も発表されています。農作物の管理に注意するだけでなく、積雪の多い所では雪崩にも注意が必要です。

【2月29日~3月6日】前回の予報より 一段と高温に

週ごとに詳しくみてみますと、2月29日~3月6日は、本州付近は気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。ただ、冬型の気圧配置は現れにくいので、寒気の南下は弱くなりそうです。

そのため、全国的に平均気温は平年より高いでしょう。2月の最終週は、一時的に寒気が入りましたが、3月になると、春めく日が多いでしょう。1か月予報は、毎週木曜日に発表されていますが、前回の予報に比べて、この週は、全国的に高温の確率が高い予報に変わりました。

5日は二十四節気の「啓蟄(暖かくなり、冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃)」。いつもなら「なかなか暦通りにはいきません」という年が多いのですが、今年はちょっと違うでしょう。全国的に平年を上回る気温となるため、春物の洋服の出番も早まる見込みです。お気に入りの洋服を早めに用意しておくのも、良さそうです。

【3月7日~13日】東・西日本 桜のつぼみが膨らむ暖かさですが

3月7日~13日は、日本付近の上空は偏西風が北へ蛇行するので、本州付近は暖かい空気に覆われやすいでしょう。地上付近では、冬型の気圧配置は現れにくく、引き続き寒気の南下は弱い予想です。

このため、全国的に平均気温は平年より高く、特に北・東・西日本は「かなり高い」でしょう。この暖かさで、西・東日本では、桜のつぼみがどんどん膨らんでいくでしょう。桜の開花までカウントダウンという所もでてきそうです。ただ、この暖かさによって、西日本や東日本では、この頃までがスギ花粉の飛散がピークで、北日本でも東北南部ではスギ花粉のピークに入ってくるでしょう。花粉症の方は、万全な対策を心がけて下さい。

【3月14日~27日】暖かさで 記録的に早い桜開花か

3月14日~27日は、西・東日本は低気圧と高気圧が交互に通過し、天気は周期的に変化するでしょう。「春に三日の晴れなし」という言葉通り、晴天は続かなくなりそうです。

一方、本州付近の上空は、暖かい空気に覆われやすく、寒気の南下は弱いでしょう。このため、全国的に気温は平年より高い状態が続きそうです。この暖かさで、西日本や東日本では、記録的に早く桜が開花する可能性があります。今年の春は、桜のシーズンも早くなりそうなので、tenki.jpの桜開花・満開予想をチェックして下さい。

【北日本】北海道・東北地方

【東日本】関東甲信・北陸・東海地方

【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部

【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方