ウィーン少年合唱団が来日、「困難な時こそ、音楽が力となれれば」
ウィーン少年合唱団が来日、「困難な時こそ、音楽が力となれれば」
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 来日中のウィーン少年合唱団が、4月28日にサントリーホールにて記者会見を行った。

 東日本大震災発生直後、ウィーンにて史上初の全4グループ合同演奏によるチャリティ公演を行い、2012年の日本ツアーから毎年、復興支援ソング「花は咲く」を全国各地で歌っているウィーン少年合唱団。記者会見の冒頭で、ゲラルト・ヴィルト芸術監督は本の地震で亡くなった方への冥福を祈るとともに、「困難な時こそ、音楽、子供たちの純粋な歌声が皆さまに何かの力となれれば」と語り、来日への感謝を述べた。

 今回、来日したシューベルト組の中で、日本人団員は2名。ウィーン少年合唱団のメンバーに、日本のどのようなことを紹介したいですか?という質問に対して、メンバーのミノルとサトシは「日本のいろいろな興味深いところに一緒に行きたいです」、「将棋などの日本の遊びや文化を紹介したいです」と語った。

 今年の来日公演では、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで披露したヨーゼフ・シュト ラウスの「休暇旅行で」と、ヨハン・シュトラウスII世の「歌い手の喜び」が日本初披露となる。ヴィルト芸術監督は、「シュトラウスの作品はポジティブな前向きな作品が多いです。それがウィーンから世界各地に広がっていき、今は世界中で愛されるようになったのです」と説明し、「テレビでご覧になった方もたくさんいらっしゃるかと思います。その2作品を、日本で初めてお聴きいただけることをとても嬉しく思います」と述べた。ウィーン少年合唱団は、4月25日から6月19日まで来日公演を行う。

◎公演情報
【Canon Presents ウィーン少年合唱団】
来日期間:4月25日(月)~6月19日(日)
主催:ジャパン・アーツ / フジテレビジョン / TOKYO FM 
後援:オーストリア大使館 / オーストリア政府観光局
特別協賛:キヤノンマーケティングジャパン株式会社
協力:ユニバーサル ミュージック / ウィーン少年合唱団ファンクラブ