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大型の台風17号は23日午前9時に能登沖で温帯低気圧へと変わりました。23日夜にかけて発達した低気圧として東北地方に最接近!!日本海側の海上を中心に大荒れ、海は大しけが続く。暴風と高波に警戒。

温帯低気圧に変わっても強風域が広い

大型の台風17号は23日午前9時に能登沖で温帯低気圧へと変わりました。ただ、このあとも油断はできません。構造が変わっただけで勢力は落ちず、発達した低気圧として夜にかけて東北北部に近づくでしょう。温帯低気圧に変わると風が強く吹くエリアがさらに広がるため、低気圧の中心から離れていても暴風や強風に警戒、注意は必要です。

日本海側:大荒れ、大しけ

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東北地方では23日昼過ぎから日本海側の海上を中心に暴風となり、海は大しけとなるでしょう。台風から変わった低気圧はスピードを上げて東北地方に近づいてくるため、北部を中心に大荒れの天気となる見込みです。海上のみならず、陸上でも風に向かって歩けないほどの強い風が吹くおそれがあります。まだ風が強まっていない地域でも、急に風が強まる可能性があります。
雨のピークも23日夜遅くにかけてで、活発な雨雲が流れ込む所がありそうです。特に、日本海側や北部では局地的に1時間に30ミリの激しい雨が降るでしょう。バケツをひっくり返したような降り方で、道路は一気に川のようになってしまうことがあるほどの激しい雨です。特にアンダーパスなど低い道路の冠水には十分に注意してください。

太平洋側:残暑復活

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元台風17号は季節外れの残暑を復活させます。南から非常に暖かく湿った空気を持ち込み、日差しが多少出るだけで気温はグンと上昇。日本海側では山越えのフェーン現象の影響も加わって、山形など30度以上の真夏日となる所があるでしょう。23日秋分の日にも関わらず、秋が深まるどころか季節は逆戻り。秋の涼しさを体感した身体には応える残暑となりそうです。来週は早くも10月に入りますが、熱中症対策は欠かせません。