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今年の3月の北海道は、上旬にかけては気温が平年より高めで経過し、雪解けが一気に進みましたが、ここ数日は日差しが少なかったり、雪が降ったりなどで雪解けが足踏み状態となっています。今日(16日)は、北海道付近を低気圧が通過中で、道東方面を中心に大気の状態が不安定となっています。札幌でも低気圧が通過した午前を中心に湿った雪が降り、6cmの降雪を観測しました。

これまでの雪解けの状況

3月上旬は晴れて、気温の上がった日が多く、降雪も10日間で2cmしかありませんでした。そのため、最深積雪は3月1日の段階では41cmありましたが、10日は19cmまで減りました。しかし、3月中旬に入ると、日差しが少なく、ここ数日は雪が降ったため、雪解けのペースが遅くなり、13日の12cmを最後に積雪が大きく変わらず、日によっては増加しています。それでも、平年ではまだ60cm前後の積雪がある時期ですので、平年の3割から4割程度と、積雪の減り方は例年よりかなり早いことには変わりありません。

雪解けは進む?

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明日(17日)以降は、高気圧が張り出し、南からは暖かい空気が入るため、20日ごろにかけて晴れ間がある日が多く、最高気温も10度前後と4月上旬並みから中旬並みとなるでしょう。20日ごろにかけては雪解けの進むペースが再び早くなりそうです。しかし、「春に三日の晴れ無し」と言われるように、21日以降は日差しは少なく、気温は低めに戻ります。22日は湿った雪が降りやすくなるため、再び積雪が増える恐れがあります。今年は雪が少なくなっていますが、来週以降もアスファルトにうっすら雪がかかるような日は続きそうですので、冬物のコートや靴はすぐ出せるような所に置き、ブラックアイスバーンなどによる路面状況の変化や脇道などでは泥はねなどには引き続き注意が必要です。