杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつ病によりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』など多数。最新刊は『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』。静岡市で少人数制塾「杉山塾」(http://fancynancy.jp/sugiyamajuku/)を運営中。ツイッターのアカウントは@suginat
杉山奈津子(すぎやま・なつこ) 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつ病によりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた! 「捨てる」記憶術』など多数。最新刊は『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』。静岡市で少人数制塾「杉山塾」(http://fancynancy.jp/sugiyamajuku/)を運営中。ツイッターのアカウントは@suginat

 昨年、つまり2021年のうちに、警察が検挙した児童虐待数は、過去最多を更新したそうです。新型コロナウイルスによる自粛生活のストレスや、家庭内に長時間いることも、多分に関係しているといわれています。

 今年の6月15日、子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」の設置関連法が参院本会議で可決、成立し、来年4月に設置されることとなりました。今まで、文部科学省、厚生労働省、内閣府、警察庁などが取り扱っていた子どもに関する行政事務を集約し、少子化や貧困、そして虐待といった課題の解決に当たるようです。

■まずは虐待から子どもを守るべき

 転居時の自治体の間での引き継ぎがうまくいかず、虐待を転居先の児童相談所に取り合ってもらえなかったために、子どもが亡くなったケースが過去にありました。今後はそのようなことがないよう、同庁は虐待事案の自治体間の連携にも関わるようになるとのこと。

 現在起きている悲劇をなくすために、虐待に気づいたらどのような形で子どもたちを守るべきか。私たちは「親ガチャ」という言葉をなくすのではなく、「親ガチャ」という言葉を使わざるを得ない子どもの状況を、改善し、なくすべきだと思うのです。

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