写真はイメージ(GettyImages)
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 YouTubeやSNSを利用すると、さまざまなダイエット情報を得ることができます。「気になるものはすべて試したい」と思うのがダイエッター心理ですが、あまり欲張りすぎると頭の中が混乱してしまうことも……。情報に振り回されて「いったい何を信じれば良いの?」と“迷子”にならないように、早稲田大学大学院で運動生理学を学び、「ダイエットコーチ計太」としてYouTubeでも活躍するパーソナルトレーナー・計太さんが、ダイエットを成功させるために意識したい10のルールを紹介します。

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 無数にあるダイエット情報の中から、自分に必要なものだけを無駄なく選び出すことは至難の業です。とくにYouTubeやSNSのダイエット情報は、発信者によって理論や実践法にバラツキがあり、どの情報を信用すれば良いのか戸惑った経験がある人も多いのではないでしょうか。

 そこで今回は、ダイエットで失敗しないために最低限意識してほしい10のルール(ダイエット10箇条)を紹介します。「10項目もあるの!?」と思うかもしれませんが、相互に関連する部分もあり、繰り返し意識することで自然と頭の中が整理されていくはずです。情報の“迷子”になっている人はもちろん、すでに自分なりの“基準”を持っている上級者が「これまで意識できていなかったこと」を知るきっかけにもなると思うので、ぜひ参考にしてダイエット生活に取り入れてください。

■【ルール1】白米を玄米にする

 玄米など未精製穀物に健康・ダイエット効果があることはよく知られています。具体的には、食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれ、主食を白米から玄米に置き換えるだけで、それらの栄養素の摂取量を簡単に増やすことができます。「でも、玄米はおいしくないから……」と考えている人、その気持ちはよく分かります。ただ、一定期間継続すれば特有の香りや食感も気にならなくなり、炊き方も上達するのでおいしく食べられるようになります。白米と同じように満腹感を得られ、栄養価も高くなるのだから、試さない手はありません。

■【ルール2】ジュースを減らす

 ジュースには糖類が多く含まれています。WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、1日の糖類摂取量をエネルギー総量の5%未満に抑えることが望ましいとされており、水のようにジュースを飲み続けていると、知らず知らずのうちに糖類摂取量が増えダイエットは進みません。反対に、ジュースをカロリーの少ない飲み物に置き換え、ドリンクカロリーを減らすことでダイエットを進めやすくなります。例えば炭酸系ジュースが好きな人は炭酸水に置き換えてみましょう。甘みがほしい時にはフルーツを入れたり、ハチミツを溶かしたり、アレンジを加えることでおいしく飲めるようになります。

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計太

計太

計太(けいた)/1989年、奈良県生まれ。大阪教育大学スポーツ科卒、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。専門は運動生理学。東京を中心にパーソナルトレーニングジム「ボクノジム」(https://bokuno-corporation.com/)を経営。論文の科学的データに自身の経験を組み合わせ、インスタグラムやツイッターなどで理論的かつ実践的なダイエットやトレーニングに関する情報を発信中。“2か月後の減量よりも1年後の健康”をテーマにしたYouTubeチャンネルは登録者11万人(2022年1月現在)と人気を集める。また、公式LINE(https://lin.ee/VJIfdbB)ではダイエットに役立つ情報や動画を無料配信中。

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