ホークスファンのカンニング竹山　優勝を逃したのは悔しいが面白いのはこれから！

　オリックスに優勝を持っていかれた日のソフトバンクホークス対ロッテ戦では、6回裏に泉圭輔投手が打たれ、泣き崩れる。その前日の試合では、9回に柳田選手の同点弾で追いついていたのに、西武・山川穂高選手にサヨナラホームランを浴び、藤井皓哉投手が号泣して泣き崩れる。野球の何が面白いかって、プロが泣き崩れるって、すごいじゃないですか！　それだけ勝負に真剣ってこと。

　どんなスポーツも素晴らしと思うけど、野球って、泉投手が泣き崩れているけれども、他の選手は泉が打たれたことを誰一人責めない！　「泉、お前が悪いわけではない、その前の試合で俺たちが打って、勝っていれば、泉にこんな思いをさせなかった」というのが伝わってくる。「打たれたお前だけが悪いんじゃない」というのをみんなで共有している、みんなでわかっているのも素晴らしい！

　泣き崩れるのは昔からよくある光景で、ソフトバンクホークスだと斉藤和巳選手も泣き崩れたシーンがあったな……。それだけ、プロの大人たちが真剣勝負で戦い、その真剣さを間近で見るのは楽しいですよね。

　クライマックスシリーズはぜひ見て欲しいと思っているのと、野球はもちろんシーズン中の試合も楽しいですが、今からがクライマックスシリーズから日本シリーズ、日本一が決まって、その後、ドラフト会議に続く。そして、そんな裏で戦力外通告を受けている選手たちもいるわけですよ。戦力外通告を受けた人たちが今後どうしていくのかも気になる。

　僕は年末の番組『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』（TBS系）が大好きで、あれを見るために1年間過ごしていると言っても過言ではない。あの番組スタッフたちは、戦力外通告を受ける選手たちに密着を必死に依頼しているんだろうな……と妄想して今から楽しみにしています。

　松田宣浩選手は今季でソフトバンクホークスを去りますが、中日に行くのかなと思ったら、今朝のスポーツ新聞を読んだら巨人も動き出したとか！　野球ファンにとっては、ここからがもうひと山面白いところ。