「実は礼儀正しい常識人だという点もポイントでしょう。バラエティー番組などで、芸人仲間から暴露されていますよね。友人のミキ・亜生がフワちゃんについて、お会計をしてもらった人に対し、90度以上体を曲げて礼をすると『おしゃれイズム』で明かしていました。また、同番組MCの上田晋也さんのことを“上田”と言っているが、亜生らと食事をしているときは“上田さん”と言っているそうです。他にも市川海老蔵さんや、紅白に出場したミュージシャンからもブログやSNSで『実はすごく礼儀正しい』ことが報告されています」(同)
■声優の才能を開花させた
今や、フワちゃんの活躍はバラエティーだけにとどまらない。最近ではテレビ出演以外でもマルチな活躍も見せ始めている。
「9月に公開された、ブラッド・ピット主演のハリウッド映画『ブレット・トレイン』の日本語吹替版で、毒使いの暗殺者・ホーネット役の声優を担当しているんですが、実力派声優がそろう中、聞き取りやすく全く違和感のない演技で、見た人からは『フワちゃん吹き替えうまいな…全然気が付かなかった』『度肝抜かれた』と称賛の声が集まっていました。ただのふざけたタメ口キャラ芸人ではないということを前提として見ると、あの明るいキャラクターに嫌悪感を抱くことはないでしょう。キャラを売り出す時から、そこまで計算していたとすれば、すごい頭脳の持ち主だと思います」(同)
お笑い評論家のラリー遠田氏は、フワちゃんについてこう見ている。
「フワちゃんの強みは、セルフプロデュース能力の高さ。もともとSNSやYouTubeを使いこなしていた彼女は、テレビやラジオも自分を発信するためのメディアであると位置づけていて、そこでどう振る舞えばいいのかを戦略的に考えて行動しているような感じがします。ずっとテレビに出続けていると、彼女の性格的な部分も少しずつ見えてくるので、最初は違和感や嫌悪感を持っていた視聴者も、だんだん見慣れてきて、好感を持つようになったのではないでしょうか。現在の彼女は、ただの芸人でもYouTuberでもタレントでもない、“フワちゃん”というひとつのジャンルを確立していると思います」
もちろん、どこまでが“戦略”で、どこからが“素”なのかはわからない。でも今は、それもフワちゃんの魅力のひとつなのかもしれない。(丸山ひろし)
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