ジャッキー・チェン
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 今年、芸能生活60周年を迎えたジャッキー・チェン(68)。9月に自伝本「我是成龍(僕はジャッキー)」の中国語版が大陸で出版され、SNS上で「どこの書店にもない」「ネットはどこも在庫切れだ」との報告が相次ぐなど、ベストセラーになっているようだ。

【写真】「ホームレスのような生活」と報道されたジャッキーの娘

「本の中身ですが、少年時代から始まり、青年時代に憧れのブルース・リーと共演したエピソードや、自身の代表作となった『プロジェクトA』や『ポリス・ストーリー』などでの命懸けの撮影秘話などがつづられています。9月に北京市内で行われた自伝本の発売記念イベントでは、多くのメディアやファンを前に、青年時代に経験したれんが運びや配管工など過酷なアルバイト生活の話や映画撮影での危険なアクションシーンにまつわる思い出を披露していました」(中国事情に詳しいライターの広瀬大介氏)

 2020年に主演映画「プロジェクトV」が公開され、昨年もアルバム「我還是成龍」を発売するなど、現在は主に中国大陸で活躍しているジャッキーだが、中華圏では今なお関心は高く、スキャンダルも頻繁に報じられている。

 香港のタブロイド紙「VITO」(9月20日)は、ジャッキーとかつての恋人テレサ・テンの間に、「隠し子」がいたと報じた。記事によると、ジャッキーが負い目の気持ちから、すでに成人した隠し子に28億香港ドル(約500億円)もの資産を「起業資金」として譲り渡していたとする内容が紹介されている。しかし、ジャッキーとテレサとの間に子供がいたという話は昔からある“都市伝説”のようなもので、中華圏ではフェイクニュースの類として扱われたようだ。

 一方、実在する「隠し子」である娘エッタ・ン(呉卓林/22歳)さんについてのニュースも世間をにぎわせた。中国メディア「捜狐娯楽」(10月9日)は、カナダ在住のエッタがジャージー姿で現地のフードバンク(無料食料配給)の列に並ぶ様子を写真付きで掲載。「ホームレスのような生活を送っている」と報じたのだ。

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実子はロールス・ロイスを運転