今日(12日)の北海道は気温の上がり方が各地で鈍く、日中でも風の冷たい一日となりました。
午後6時までの最高気温は、最も高くなった釧路地方の白糠で9.5度と、道内の全観測地点で一桁となっています。
このまま夜も気温が上がらなければ、今シーズン初の全道一桁の最高気温となります。

半分以上が今季一番低い最高気温

今日の北海道付近にはオホーツク海に進んだ発達した低気圧の影響で北から寒気が流れ込み、各地で気温の上がり方が鈍くなりました。
午後6時までの最高気温は、稚内の3.2度や小樽の6.4度、函館の9.0度など道内173の気温観測地点のうち、半分以上の93地点で今シーズン最も低い最高気温にとどまっており、道内で最も気温が高くなった釧路地方の白糠でも9.5度までしか上がっていません。
このまま夜も気温が上がらずに経過すると、今シーズン初めて道内で10度以上の地点が出ない一日となります。昨年(2016年)は10月29日に全地点で10度未満となっており、今年は2週間ほど遅い記録となりそうです。
ちなみに道内のアメダス整備が進んだ1978年以降の平均は11月7日となっており、今年は例年に比べてもやや遅くなっています。

今後は気温変化大

明日(13日)は各地で平年並みの気温に戻り、明後日(14日)には平年よりかなり高めの気温となるため、低い最高気温は一旦今日までとなりそうです。
しかし、水曜日から金曜日にかけては寒気が入って寒さが強まり、土曜日には再び暖かい空気が入って気温が上がるなど、この先はしばらく気温の変化がかなり大きい見込み。
服装でうまく調節するなどして、体調管理に十分注意して下さい。