今週、全国的に雨が降るのは14日(火)と18日(土)。この雨の後は強い寒気が流れ込む見込み。ひと雨ごとに寒さが増し、季節が加速します。

ひと雨ごとに寒気南下

今週、広い範囲で雨が降るタイミングは2回。まず最初は14日(火)です。低気圧が北海道の北へ進み、低気圧からのびる寒冷前線が日本付近を通過。また太平洋側にも前線がのびる見込みです。このため、雨の降るエリアはほぼ全国的になるでしょう。北陸から北の日本海側では雷を伴う所もありそうです。2回目の広く雨のタイミングは18日(土)。発達しながら日本海を進む低気圧からのびる前線が日本付近を通過する見込みです。全国的に雨が降り、14日(火)よりも雨の降り方が強まる所が多くなりそうです。
そして、14日(火)と18日(土)の雨のあとは冬型の気圧配置になり、強い寒気が流れ込みます。15日(水)から16日(木)にかけて山で雪を降らせる寒気が本州の南岸まで、平地でも雪を降らせるくらいの寒気が北海道から東北北部付近にまで南下。19日(日)にはもう一段強い1月並みの冷たい空気が流れ込む見込みです。平地でも雪の目安になる寒気が東北南部付近まで南下するでしょう。15、16、19日は日本海側を中心に冷たい雨や雪が降り、東北や北海道では所々で積雪となりそうです。北陸では雨やあられが降り、山沿いでは雪が降るでしょう。山陰でも標高の高い所では雪が降る可能性があります。車の運転の際は冬用タイヤを必ず装着するようにして下さい。

寒暖差大

たびたび強い寒気が流れ込むことによって、今週は寒暖差が大きくなります。下の図は、札幌と東京の最高気温のグラフです。雨が降る14日(火)と18日(土)は気温が上昇しますが、雨の後は気温が急降下。札幌では14日(火)の予想最高気温は15度ですが、15日(水)は6度と、9度も低くなりそうです。インフルエンザも流行ってくるこの時期。寒暖差が大きいと体に負担がかかりますので、体調を崩さないようお気をけ下さい。