生まれ故郷である福岡の番組に出演し、地方局に眠る過去のお宝映像に、企画のヒントを見出したというお笑い芸人のカンニング竹山さん。いったい、どんな映像で、何が!?
【写真】カンニング竹山のかつて憧れの存在でいまは「オッサンの先輩」はこちら!
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福岡のRKB毎日放送の「まじもん!」(毎週水曜夜7時~)というゴールデン枠の番組には、何度も出演させていただいていて、昨日まで福岡に行っていました。
いま昭和ネタを振り返ることが流行っているけど、RKBは今年60周年の歴史もあって、地方局はRKBに限らず独自の昭和の映像もたくさん残っている。
今回収録してきたのは、そんな昭和の映像を振り返りながら、「昔はやっていることがハチャメチャだった……これってアリかナシか」みたいなトークを展開する企画です。
どういう映像かというと、例えば、西鉄大牟田線の終電リポート。オジサンのアナウンサーが、若い女性が急いで終電に乗ろうとしているところを捕まえて、「お嬢さんが、こんな遅くに、終電に急いで何をしていたんですか!」とインタビューする。
最終電車に駆け込むほど、みんな残業して頑張って働いていたり、会社仲間と酒を飲んでいたりという、社会現象の一部を切り取る映像なんだろうけど、説教っぽい言い方とか、突っ込みどころがたくさんある。
満員電車の中にマイクを持ったアナウンサーが乗り込み、乗客の顔にモザイクはなし。一番笑ったのは、カメラマンが機材を持って満員電車の中では立っていられないから、あみ棚に寝そべってんですよ(笑)。そこから満員の電車内を撮影。
「昔、こんなことまでやってたんだね!」と、スタジオでは大笑いですが、いまは電車に乗っている人たちの顔を映像で流すこともできないですからね。
別の街角にインタビューでは、古着のファッションが流行っていると取材に行くんですが、古着を着た女性に「あなた、そんなボロきれみたいなものを着ていますが、親に何にも言われんのですか!」みたいなことをボケではなく、真顔で当時の有名な局アナが聞くんですよ。説教するように。