きょう(20日)の道内は日本海から近づく低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定となっています。土砂災害に警戒するとともに、局地的に降る激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

昨夜(19日)の札幌の様子  撮影者:日本気象協会 北海道支社 持田 浩
昨夜(19日)の札幌の様子  撮影者:日本気象協会 北海道支社 持田 浩

全道各地に雷注意報 発表中!

きょう(20日)の道内は上空にこの時期としてはやや強い寒気を伴った低気圧が近づき、大気の非常に不安定な状態が続きます。上川地方や空知地方には竜巻注意情報も発表されています(15時半まで有効な情報ですが、状況に応じて更新される可能性があります)。全道各地で落雷や、竜巻などの激しい突風、ひょうの被害に注意が必要です。また、南西部では急に雨脚が強まり、バケツをひっくり返したような激しい雨の降り方となる見込みです。

空知地方 三笠市に土砂災害警戒情報発表中!

三笠市では土砂災害の危険度が高くなっています。危険な崖や沢には近づかないようにして下さい。“斜面から小石が落ちてくる”“斜面から水が吹き出している”という状況は土砂災害の前兆です。そのような状況を見かけたらすぐにその場から離れるようにして下さい。また、空知地方ではあす(21日)15時までの24時間に多い所で100ミリの雨が降ると予想されています。これまでに降った大雨により地盤がすでに緩んでいる可能性がある中での大雨となりそうです。厳重な警戒が必要です。

土砂災害の発生に注意・警戒を!

南西部には大雨警報が発表されており、土砂災害の発生に警戒が必要な状況が続いています。今後、雨雲は全道に広がり、夜は各地で雨が降ります。斜面の近くにお住まいの方は、万が一を考えて1階よりも2階で過ごしたり、斜面から1番離れた部屋で過ごすなどの行動を取るようにして下さい。また、自治体から発表される情報にも注意しましょう。