パトリック・ハーランさん
パトリック・ハーランさん
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「生活保護」の状態から、奨学金や借金でハーバード大学に進学したパトリック・ハーラン(パックン)。現在では東京都心に自宅を構え、家族と楽しく過ごしています。この大逆転の理由を、パックンは「お金を育てる方法」を知っていたから、と語ります。最新刊『パックン式 お金の育て方』では、誰にでもマネできるお金との付き合い方を紹介しています。幼少期、貧乏生活を送ったというパックンが説く「お金のタイムスリップ」とは? 未来の自分を貧困から守るパックン式のメソッドを本書から一部を抜粋・再編して大公開します。

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■1000円の価値は、人によって違う!?

 もし今、周りの人の目が気にならなければ、財布から千円札を出して眺めてみてください。

 みんなは「お金には価値がある」と思っているけれど、その「価値」ってなんなのでしょうか。

 お金という物体は食べてもおいしくないし、乗り回せないし、笑わせてくれるわけでもない。何時間も手に握りしめていても、お札がクシャクシャになるだけ。

 でも、その千円札を使えば、コンビニでおにぎりを買えるし、電車にも乗れます。

 文庫本を買ったり、ゲームセンターで遊んだり、使いみちはいろいろです。

 もしラッキーなことに、財布に入っていたのが5千円札や1万円札だったら、もっと豪華に使えます。おにぎりの具をツナマヨから松阪牛にチェンジできるかも。ちなみに、コンビニで買える松阪牛のおにぎりは定価298円。思ったより手が届く!

 まあ、とにかくお金というものは「使う」ことで初めて価値が生じるものなのです。

 このことは誰にでもわかりますよね。

 ここで、とても大事なポイントがあります。

「お金は、使うタイミングによって価値が大きく変わる!」

 とても大切なことなので、必ず覚えておいてください。

■正しいお金の価値を知るためのコツ

 この言葉には、「そのときの自分が置かれている状況によって、お金に感じる価値は変わる」という意味が含まれています。

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