「国会で、新曲やディナーショーの宣伝をするなんて、どうなっているのか。中条氏もおかしいが、それをさせてしまう維新という党にも問題がある。代表が松井氏という重鎮から馬場氏に替わり、経験の浅い議員が多い。今後もとんでもない発言が飛び出すのではないか」
そう指摘するのは、かつて維新に所属した米山隆一衆院議員(立憲民主)。
維新の国会議員の秘書経験もある、政治評論家の藤川晋之助氏は、
「中条氏は1回目なので今回は維新の中で、厳重注意となった。維新はベンチャー政党で、新人議員を教育していく機関も余裕もない。地方議員でも、福岡市議がとんでもないビラを配布するなど、議員としての自覚に欠ける部分がある。自民党なら、党本部、派閥などで新人議員の教育もしっかりとされる。他の与野党もそれなりに、新人議員の指導をしている。新人議員の教育をどうしっかりとやっていくのか、今後維新が大きくなれるかどうかのポイントだ」
と指摘している。
(AERA dot.編集部・今西憲之)